gway マガジン

日本語が話せなくても楽しめる大阪のゲイバー7軒

韓国語・英語の案内、7mのカウンター、翻訳アプリでの会話、海外からの客が集まるミックスバー。言葉だけに頼らず楽しめる大阪の7軒です。

大阪のゲイバーの入りにくさは、言葉の問題だけではありません。ビル3階の小さな店に入ると、まずマスターと常連の姿が目に入り、ドリンクを一杯ずつ頼むのか、セット料金にするのか一瞬迷うことも。一方で、韓国語の案内や手描きのメニュー、各国のお客さんが集まる長いカウンターを備えたバーもあります。

最近の大阪観光局による堂山町の取材では、地元のドラァグクイーン、フェミニーナが街を案内しました。店がお客さんの好みに合わせて別の店を紹介する文化も印象的です。今回は「外国人歓迎」と言うだけでなく、注文や会話がしやすい理由が具体的にある店を選びました。

大阪の夜はメニューから違います

堂山町は梅田から徒歩で行けるゲイバー街。難波はもっと南にある別の繁華街です。今回の7軒ではHIGEBUNだけが難波にあります。全部を徒歩で続けて回れるリストではありません。

日本のバーには座ると基本料金がかかる店があります。お通しはお酒と一緒に出る小さな料理のこと。最初の注文方法は店によって違うので、まずは料金やメニューの仕組みが分かりやすい店から紹介します。

DENGMANG

DENG MANG・言葉より先に絵が伝える

DENG MANGは2026年の大阪観光局の現地取材で詳しく紹介されたバーの一つです。7mを超えるカウンターに約100種類の飲み物、マスター自ら描いたイラストメニュー。抹茶カクテルや華やかなジャパニーズジンのカクテル、鉄板オムライスまで揃っています。

サイトには韓国語と英語の利用案内もあります。音響のよいカラオケはグループ客にも人気で、昼にはボードゲーム会やワークショップも開かれるそう。食事、メニュー、空間そのものが来店を助けてくれる例です。

大阪府大阪市北区堂山町6-14 第一松栄会館 2F 201

gway

DUNGAREE

DUNGAREE・カレーと翻訳アプリでおしゃべり

DUNGAREEはカラオケを置かず、会話を中心に楽しめるバーです。マスターの作る日本風カレーが名物で、Visit Gay Osakaではカレーがチャージに含まれると紹介されています。最初の注文の後、料理の話から会話を始めやすい場所です。

日本語が得意でない来店客にも、簡単な英語や翻訳アプリで対応できるとの案内があります。言葉が完璧に通じなくても、食事をしながら一つの話題をゆっくり楽しめます。

大阪府大阪市北区堂山町16-12 中通りレジャービル 2F

gway

GRAND SLAM

GRAND SLAM・海外からのお客さんが集まる夜

GRAND SLAMは元ゴーゴーボーイのマサが2009年に開いたバー。大阪観光局の2026年の取材では、海外からの客が多い店として紹介され、外国出身のスタッフと韓国、中国などからの客が集まる様子が伝えられています。外国人であることが、この店ではごく自然なことなのです。

店先のレインボーフラッグ、活気のある店内、賑やかなミックスバーという個性がはっきりしています。静かに長話をするより、いろんな言葉が飛び交う中で音楽とお酒を楽しみたい人に向いています。

大阪府大阪市北区堂山町6-14 第2松栄会館 1F

gway

ゆんたく

ゆんたく・土曜日は英語で話しやすい

ゆんたく(Yuntaku)は沖縄の言葉で「おしゃべり」。主に30〜40代の客が集まり、比較的落ち着いた雰囲気で歌と会話を楽しめるゲイバーです。名前からも人と話す時間を大切にする店の性格が伝わります。

Visit Gay Osakaによると土曜は英語を話すスタッフがおり、ほかの日も簡単な英語と翻訳アプリで対応しているそう。言語面で店を選ぶなら、曜日によって差があることが分かる一軒です。

大阪府大阪市北区堂山町16-12 中通りレジャービル 4F

gway

HYSTERICS

HYSTERICS・1996年から続く物語

HYSTERICSは1996年開業。サイトでも初めての人や一人で来る人を歓迎しています。英語メニューを前面に出す新しいバーとは違いますが、長年地元客を迎えてきた小さなカウンターに独特の魅力があります。

カウンターで飲み、合間にカラオケを楽しむ日本のバーの日常が中心です。日本語に自信がなくても、すべての会話を追わずに音楽と店の空気を楽しむ過ごし方があります。

大阪市北区堂山町16-10 久栄レジャービル 6F

gway

Bacchus

Bacchus・一杯ずつ払えるミックスバー

Bacchusは堂山町のミックスバーです。地元の店舗案内には、一杯ずつ精算する注文方法、英語・韓国語への対応、カラオケがないことが明記されています。カウンターでの会話が中心ですが、最初にセット料金を選ぶ負担は比較的少なめです。

特に韓国からの旅行客には、韓国語で注文できる選択肢があるのは実用的です。何語が通じるかと同じくらい、どう会計するかも旅先のバーを選ぶ大切な違いです。

大阪市北区堂山町6-14 第2松栄会館 3F

gway

HIGEBUN

HIGEBUN・難波で出会うベアのカウンター

HIGEBUNはほかの6軒と違い、堂山町ではなく難波にあります。地元の紹介によると、30〜50代のベア系のお客さんが多く、英語や中国語で注文できます。難波周辺に泊まる人が、わざわざ梅田まで行かずに寄れる選択肢です。

小さな店ながら海外からの来客が増え、ふんどしのテーマデーもあります。言葉への対応だけでなく、難波という場所とベアコミュニティーの雰囲気が、この店を選ぶ理由です。

大阪市中央区難波4-5-7 2F

gway

おわりに

堂山町には韓国語ページがあるバー、翻訳アプリで会話するバー、各国のお客さんが自然に交わるバーが並びます。どの店も同じ方法で海外の客を迎えるわけではありません。

メニューが読みやすかったから思い出に残る店もあれば、一杯から思いがけない会話が生まれた店もあるでしょう。大阪では言葉と好みの両方で選んでみてください。