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アジアのクィア・ハロウィン、8つの違う夜

仮装コンテストに地味ハロ、アニソンやボールルームまで。東京・大阪・バンコク・台北で、好みから選ぶ8つのハロウィンを紹介します。

ハロウィンの仮装は、お化けに限りません。東京では日常の何げない人物になりきるパーティーがあり、大阪では手作りの衣装で真夜中のコンテストに挑めます。バンコクでは緑色の幽霊とゴシック・ボールルームが、それぞれの夜へと誘います。

今年のイベントから、装いと楽しみ方が明確に違う8つを選びました。カードには日時・会場・料金を、本文にはその夜を選ぶ理由をまとめています。

仮装がショーになる夜

仮装してショーを眺めるのと、自分がステージに立つのは別の体験です。大阪のコンテストとバンコクの緑色の怪談を比べてみましょう。

大阪 · 10月31日

EXPLOSION Happy & Crazy Halloween Party 2026『天獄に昇るわよ』

EXPLOSION · 真夜中の仮装コンテスト

EXPLOSIONの今年のタイトル「天獄に昇るわよ」は、天国と地獄を混ぜたような言葉遊び。占い、厄、大霊界をめぐる日本らしい怪談とポップカルチャーの冗談が並びます。恐怖一辺倒ではなく、ユーモアと誇張に満ちたステージへ変えるのがこの夜の個性です。ショーが始まる前から衣装が表現になります。

DJはSHINTARO・BOO・れんみ、ドラァグはROBIN E.McQUEEN・Morie Herpangina・DaDa・Orten・sia、ゴーゴーはTAIYO・TOMO。23:15のゴーゴー、23:30のドラァグ、0時の仮装コンテスト、2:00のゴーゴー、2:15のドラァグと続きます。コンテストは事前に参加登録が必要で、上位5名に賞品があります。衣装を披露したい人は早めの来場がおすすめです。

観客として楽しむだけでも大丈夫。ジャンルを問わず仮装歓迎ですが必須ではなく、仮装来場者には割引があります。一般料金は1ドリンク付きと2ドリンク付きから選べます。性別を問わないMIXイベントで、参加も観覧も自由に選べます。

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バンコク · 10月31日

BARBER Halloween Party: THE GREEN CURSE

BARBER · THE GREEN CURSE

BARBERの「THE GREEN CURSE」ポスターには、緑の稲妻が走る建物と幽霊、探検隊が描かれています。特定の映画との提携を告知しているわけではありませんが、アニメの怪談のような世界観が伝わります。何を着て行こうか、前もって考えたくなる一枚です。

音楽を担当するのはDJ MEX(@dumexxx)。店は思い思いの「グリーンルック」を披露するよう呼びかけています。緑の服は必須ではなく、仮装コンテストもありません。厳しいドレスコードより、色を共有する遊びが中心です。大規模な競技ステージも告知されていません。

入場料は400バーツで2ドリンク付き。BEEFのプレ・ハロウィンより安くても、内容やドリンク条件を同列には比べられません。大勢の出演者より、緑色のキャラクターを作る小さく明快なテーマが魅力です。

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あえて地味に、あるいは赤と白で

東京・新宿二丁目の2つのパーティーは、凝った衣装がなくても参加できます。しかし「控えめな仮装」の意味はまったく違います。

東京 · 10月31日

地味ハロDEMOいいじゃナイト — JIMI-HALLOWEEN 2026

地味ハロ · 日常を演じる仮装

「地味ハロ」は、派手な怪物や有名キャラクターではなく、日常で見かける人物や場面を仮装で再現する日本のハロウィン遊びです。見た目は何げなくても、何の場面か説明すると笑いが生まれます。ただ普段着で来るのとは違い、あえて地味な設定を選ぶことに面白さがあります。

新宿二丁目ArcHの「地味ハロDEMOいいじゃナイト」は、そんな仮装を披露する夜です。入口で何の仮装か説明すると割引があり、本格的な仮装も歓迎されます。

大がかりな小道具ではなく、観察力と細部へのこだわりが参加の鍵。DJ6名とドラァグクイーン4名が出演し、仮装をしない人も楽しめます。

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東京 · 10月31日

RUSHCRUISE The 80th Edition -Duality-

RUSHCRUISE 80th · Duality

80回目を迎えるRUSHCRUISEのテーマは「Duality」。白と赤から色を選び、自分の別の一面を見つけるというコンセプトです。キャラクターの衣装がなくても、色だけでテーマに参加できます。白か赤の服による割引は任意で、着用しないと入れないわけではありません。

記念回らしく各地からゲストが集まります。京都のドラァグパフォーマーFrancois Aldenteがオープニングを飾り、札幌のDJ MOSH、大阪のゴーゴーICHI・SHINTAROH、富山のドラァグパフォーマー肉襦袢ゲブ美らが登場。かつてのユニット東京ロードショー(枝豆順子・RIOTO)も一夜限りで復活します。長いシリーズの記憶と新しいステージが重なります。

メインとサブの両フロアにDJが入り、複数のゴーゴー、ハウスを含むさまざまなジャンルの音楽が予定されています。チケットは早割・当日・SNSや9monstersのフォロー割・衣装割・U25割など。指定席の料金には入場料が含まれないため、予約前に両方を確認してください。

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音楽とダンスが彩るハロウィン

仮装は脇役で、特定の音楽やダンス文化を中心にした夜もあります。アニソンとボールルームは同じ「ショー」でも体験が大きく違います。

東京 · 10月30日

アキバナイト 51 23rd anniversary -HALLOWEEN NIGHT-

アキバナイト 51 · HALLOWEEN NIGHT

新宿二丁目で23年続くアキバナイトは、アニソンそのものを主役にしてきたパーティーです。51回目のハロウィンでは、幽霊・魔女・ゾンビやホラー系アニメの曲を集めた45分の特集を用意。作品を知る人同士で曲に反応する楽しさがあります。

原田千栄のライブ、初登場ゲスト仲万美の特別ステージ、大阪からのCECIL・K・Carlottaのドラァグに加え、ドラァグクイーンや男女のゴーゴー、多数のDJ・VJが参加。サブフロアにはボーカロイド・特撮・VTuber、レッドルームにはマッサージとゲイコミックのブースが並びます。

コスプレ歓迎ですが普段着でも参加できます。性別を問わないMIXイベントで、入場は20歳以上。U23割引には年齢確認が必要です。一晩中同じ音楽だけが流れると思っていると、見逃す企画が多そうです。

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バンコク · 10月31日

GOTH HALLOQUEEN

GOTH HALLOQUEEN · ボールルームとクラブ

バンコクのGOTH HALLOQUEENは、ゴシックなハロウィンの世界をボールルーム文化とつなぎます。出演者の競い合いに観客も声援で参加するボールルーム・バトルは、ただドラァグショーを見るのとは違う形式。ゴシック・ボールルームのバトルと別のクラブルームがあり、競技を見るか踊るかを選べます。

会場はスクンビット39のFV39。仮装コンテストもプログラムの一部ですが、全員が参加する必要はありません。仮装コンテストとボールルーム・バトルは別の競技として考えるのが適切です。

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モンスターの前夜祭、17年目の最後の悪夢

ハロウィンは31日だけとは限りません。2日前から始まるベアクラブのプレパーティーと、台北で長年続いたシリーズの最終回を見てみましょう。

バンコク · 10月29日

BEEF: MEAT ME IN HELL — Pre-Halloween Party

BEEF · MEAT ME IN HELL

シーロムエッジ9階のBEEFは、ベア系ダンスクラブらしさにモンスターのイメージを重ねます。「MEAT ME IN HELL」はMEET(会う)とMEAT(肉)を掛けたタイトル。「PARTY MONSTERS」のテーマで土曜日に先駆け、木曜日からハロウィンを始めるプレパーティーです。

ホストはAlie(@alie.blackcobra)とMixy(@badmixy)、DJはISSYPEOPLE(@issypeople888)とSOSHINE(@djsoshine)。2人のホストと2人のDJを前面に出します。DJ1人と緑色のテーマを打ち出すBARBERとの違いがはっきりしています。

10月29日21時から翌3時まで。オンライン券は800バーツでドリンククーポン3枚付き、当日料金はより高くなります。モンスターというテーマを衣装着用の義務と混同しないことも大切。木曜日から楽しめる人に向いた選択肢です。

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台北 · 10月31日

RESURRECTED HALLOWEEN XVII: THE FINAL NIGHTMARE

RESURRECTED XVII · THE FINAL NIGHTMARE

17回目のRESURRECTED HALLOWEENは2026年を「THE FINAL NIGHTMARE」と名づけました。恐竜の装飾があったインド料理店での第1回、そして西門紅樓や虎山へと続く17年を主催者は振り返ります。最後の夜を葬儀にたとえるほどです。「来年行けばいい」と思っていた人にも最後の機会を告げています。

会場の微遠虎山にはThe Queens Stage、The Temple of Boom、The Jungle、The MicroRave Secret Stageの4つのエリアがあります。ただステージが4つあるだけでなく、主催者は約30m歩けば別の世界に変わると説明。約30組の出演者が4ステージに登場する予定です。

仮装コンテストの賞金総額はNT$20,000。趣向を凝らした衣装が推奨されています。KKTIXでは早割・段階別券・4人パックを販売し、4人パックは4枚まとめての払い戻し条件があります。シリーズ最後の夜と、異なるステージを巡る体験が小さなバーのパーティーとの違いです。

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ほかの都市

ソウル・シンガポール・マニラでも同じ週末にハロウィンイベントが開かれます。時間と料金は各イベントの詳細を確認してください。

ソウル

シンガポール

マニラ

まず日程から選ぶ

各都市の現地時間でまとめました。入場料、衣装割引、当日の条件はイベントカードの予約・案内リンクで確認してください。

ハロウィン週間のイベント

  • 10/29 木 · 21:00 バンコク BEEF · プレ・ハロウィン
  • 10/30 金 · 21:00 東京 アキバナイト · ホラーアニソン
  • 10/31 土 · 20:30 台北 RESURRECTED · 最終回
  • 10/31 土 · 21:00 大阪 EXPLOSION · 真夜中のコンテスト
  • 10/31 土 · 21:00 東京 RUSHCRUISE · カラーテーマ
  • 10/31 土 · 21:00 東京 地味ハロ · 日常の仮装
  • 10/31 土 · 21:00 バンコク BARBER · 緑 / GOTH HALLOQUEEN · ボールルーム

ポスターで見る8つの夜

ポスターをタップすると拡大できます。

おわりに

手の込んだ衣装が似合う夜も、仮装せず好きな音楽に浸る夜もあります。大阪の真夜中のコンテスト、東京の地味ハロとアニソン、バンコクのボールルームとモンスター、台北の最終回は、それぞれ違う記憶になるはずです。

同じ夜に台北で開かれるX-Formosa WHITE EDENは、ハロウィンではなくプライド・サーキットのパーティー。詳しくはGWAYの台北プライドの記事をご覧ください。